甘雲

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入れ替わりで職場の課長と、農産主任坂田が見舞いにやって来た。

私のバッグと私服、果物の盛り籠を持って来てくれた。

二人は、元気になったらまた職場に戻って欲しいと言い、身体に障ると善くないから、と、早々に帰って行った。

一人になり、バックの中を見る。

携帯が入っている。

メール着信を報せるランプが点滅していた。