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あなたに届けたい言葉がある……俺の夢を語りたいんだ。
だからあなたのもとへ走っていきました。
でも俺の夢…とっても難しい試験を合格しないと叶えられない……
そんな現実を受け止めたくなくて、夢の事考えないようにしました。
あなたの事をずっと想いました。
そしたら夢から逃げちゃいけないって思って夢を忘れようとするのをやめました。
でもまた逃げて、また頑張っての繰り返し…夢から逃げている俺って生きてる意味あるのかなぁ……
そう思った俺は息を止めてみた。
そうしたら酸素が僕を望んでる気がしたんだ。
自分が何かに必要とされてる事が本当に嬉しかった。
またひたすら走った。
夢をまたあきらめかけた。
でもそしたら一番輝いてる星が僕に言ってる気がした。
「頑張れ」って。
頑張れって……じゃあ誰より強くなればいいんだ!
「誰よりも強くなればいい!」
そう言わんばかりの辛い時代。
能力のないものは試験に合格出来ない……。
才能のないものは試験に落ちる……つまりこの世界からしてみれば死んだも同然さ。
力のないものは生きていけない……そんな今の時代が幾つもの命を奪った。
僕は恐くてギュッと目を閉じた。
閉じた瞼だけが、僕の弱さを知ってたんだ。
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