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「おいで?」
優しく手を差し伸べる雫に戸惑いを隠せない少年。
「自分の名前は覚えてるかな?」
「・・・鴉」
「鴉かぁ、不思議な君にぴったりの名前かも。
あたしは雫。
記憶が戻るまで一緒に住もうよ」
雫は何故か少年―鴉を置いて帰るわけにはいかないと思った。
理由は分からないが不思議な出会い方をしたからかもしれない。
この先自分の周りで不幸が連続して起こる事を彼女は知らない。
全ての原因の鍵は謎の少年が握っている。
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