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「…………」
スルーですか。一人で律義にやってた僕が馬鹿みたいじゃない。それにしても手を出さないなんて、銃でも使う人間なのかな。まったく。
「どうも、よろしくお願いします」
不本意だが頭を下げる。叔父さんの顔をつぶす訳にはいかない。
「…………」
やつは……春火は少々頷くだけだった。ホント、読めないやつ。
「それでは申し訳ないが私はこれで……下に車を待たせてある。帰る時はそれを使ってくれ」
さっきまでの話で僕には解らない点が何個かあった。
「期限って何?僕は何も聞いてないんだけど?」
「知りたいのか?」
「そりゃあそうでしょうが。僕自身のことだから」
「内容としては二十四時間体勢で、約半年間だ」
「え~と、半年?」
「ああ」
「それで二十四時間体勢?」
「ああ」
「無理じゃないの?」
「お前が心配する事じゃない」
「何それ?」
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