👑変わらないもの

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「うそマジ!?オキラクちゃんがシングルスで負けたっ!?」 驚きの拓馬の声が聞こえた。 そして、次々と 「「ゲームセット ウォンバイ 青学 乾・悔堂6―1!!」」 みんなが…いつの間にか汗をかいてる。 汗をかく前に終わらすような人たちなのに……。 ボーっと考えていると 「うらぁ!!」 『ッ!!』 「うおっ。決まったぁーっ。桃ちゃん先輩のダンクスマッシュ!!」 途端に歓声が上がり 「「ゲームセット ウォンバイ 青学 菊丸・桃城6―3!!」」 ……強い 初心者のあたしでもわかった…。 恐るべし青学… 「「青学ベスト4進出!!」」 「「全国大会行き決定だ!!」」 …緑山中が…負けた… 少し、ショックだった。 青学のみんなが、お昼を食べに歩き出す。 その時 「ちょっと待てよ、この野郎!」 やすがリョーマくんに向かって声をかける なんか、ヤバそうな雰囲気… それに気づいたのか航が「やめろよ、季楽っ!?」と、声をかける。 少し沈黙が流れ… また、やすが沈黙を破る。 「来年は…、来年は絶対おまえを倒してやる!」 その言葉を後押しするかのように少し強めの風が吹いた。 すると、リョーマくんが横目でやすにむかって 「ねえ…、あんた達は敗者復活戦負けるつもりなんだ。ふーん…。諦め早いやーつら!」 数秒間また沈黙が続いたかと思うとみんなが一斉に 「「コーチ調整お願いしますっ!!!」」 それに答えるかのように 「わかった。今すぐ練習用コートに集合!!」 「「はいっ!!」」 あっ…… みんなの顔つきが変わった……
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