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「出会い」の章
まず、序章でも述べたYについて話そう。
Yと俺が出会ったのは中学生の時である。
印象的には髪はバサバサのボサボサ、学ランにはシワありまくり、カッターシャツは黄ばみまくり、顔はオイリーで息は2mくらい顔を離さないと会話が出来ないなど、身なりは汚く不衛生だったが人当たりが良く、クラスに悪く思うヤツは少なかった。
しかし、Yには何故か深い仲の友達があまりいなかった。
俺はそんなことをいちいち疑問にもせず、クラス換えがあったばかりだったので、とりあえず仲間を作ろうと思った。話してみても、まぁ良いヤツだし「そこそこの友達になれるぞ」と思っている程度だった。
また、良いヤツであったが、これからYとの友達関係が次章に述べる程深くなるとはあまり想像出来なかった。
関係の構築については次章へ…………
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