7701人が本棚に入れています
本棚に追加
/194ページ
ジリリリリリ
「・・・・・zzz」
ジリリリリリ
「・・・・・zzz」
ジリリリリ「う・る・せぇぇええっ!!!」
寝ていた俺を起こすために、無機質に鳴り響いた
KYな目覚まし野郎に一発、俺の魂の篭(コモッ)った拳をお見舞いする
まったく!!
毎朝毎朝、俺の大切な睡眠時間を邪魔しやがってッ!!!
いっその事、ぶっ壊してやろうか・・・(既に壊れてます)
「もぉーっ、蓮チャン、五月蝿(ウルサ)いわよー♪」
下の階に居る母さんから、お叱りを受ける
いや、♪をつけているから怒ってないのか、よく解らんが・・・
・・・てか、えぇっ!?
違うんだよッ!!!母さんッ!!
悪いのはこの目覚まし時計なんだよぉっ!!
むしろ俺は被害者なんだよっ!!
「蓮チャン~、朝ご飯ができたから降りてらっしゃ~い♪」
俺の心の叫びを華麗にスルーした母さんからの、一刻を争う(蓮思考)命令
チッ・・・今回は母さん(ご飯)に免じて許してやるか
あ、ありがたく思えよっ!!目覚まし時計No.27!!
──・・・No.1からNo.26までの時計はどうなったのか、は・・・・
妄想に、もとい・・・ご想像にお任せします←
タタッタッタタッタッタ(某赤帽子M野郎のリズムで)
「タラッタ、タタッタタ♪」
どこぞで聞いた事のあるような歌?を歌って・・・もとい、リズムを刻みながら
飯にありつく為、華麗(カレイ)に、階段を降りていく
と
なぜか、異様な臭いがしてまいりました
クンクン
俺の犬並みに働く、素晴らしき嗅覚をフル活動させ、どこからか漂(タダヨ)う匂いを嗅ぐ
「パンの・・・焦げた匂い・・・?」
に、しては・・・少ぉし刺激臭が混じってるような・・・
さぁてっ・・・今日の朝ご飯はなんなんだろう・・・っ
食べ物なら・・・良いなっ;
「ハァ・・・なぁーんか、嫌な予感がしたり・・・」
───ボフンッ
俺が呟いたのと、謎の爆発音鳴り響いたのは、ほぼ同時だった
・・・あっれぇー?
おっかしいなぁー・・・
俺の家にあんな奇怪な音を発する物は、俺の知る限りでは・・・ないはずなんだけどなー;
「~~~ッたく、な・ん・な・ん・だ・よぉっ!?」
その爆音に嫌な予感が的中したな・・・と、若干涙目になりながら、急いでキッチンへと向かった
なんで本編始まって1ページ目でこんな事に・・・
と、まぁ・・・考えてるうちにキッチンへ到着
と
そこには――・・・・
.
最初のコメントを投稿しよう!