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あの頃はまだ……幼かった。
背伸びしていた。
自分は、もう一人で生きていけるんだと思っていた。
そして、これが自分の限界で、それ以上でも以下でもなくて、ただ変わらない毎日を数えていた。
いつか……こんな毎日が変わることを信じて。
誰にだってあった、そんな頃。
だけど、待っているだけじゃ退屈で、少しだけ踏み出してみたんだ。
それは偶然だったのか、必然だったのか、覚えてない。
でも、少しずつ……
ホントに少しずつ……
輝きを増していった
そんな日々のはじまり。
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