日常篇①

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そんな事を考えながらブラブラ歩いていると……… 「風空公園…」 公園に着いていた。 ちょうどすぐ近くに黄色いベンチ。 歩き疲れたのでベンチに腰掛けた。 「よっこいしょっと」 自分で言うのも何だが爺くさい。 「あ」 ふと辺りを見渡すと大きな校舎らしきものが見えた。 「風空学園……か」 一面真っ白な校舎はいかにも進学校ですと言っているようだった。 俺も明日からあの学校に通う。 ちょうど明日から二学期らしい。 俺はどうやら夏休み中に転校してきた事になっているらしい。 「ややこしいな」 そう言って学園から視線を外すと別のものが視界に入った。 「クレープ屋ルーレット」 それは変わった名前のクレープ屋だった。 ぐぅぅぅぅぅぅ 「………腹………減ったな……」 俺の腹は非常に正直だった。
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