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「ほどいて」
「嫌だ」
「ほどけ」
「ほどいてくださいだろ?」
助けられて俺が結んどいて俺は何様なんだろう……。
まぁ蓮からかうの楽しいんだけどね。
「ほどいてよ」
俺はきこえてないふりする。
「……ッ。ほ、ほどいて……くださぃ」
もっとからかいたかったがこれ以上は可哀相だったので俺はしゃがみこんで蓮の靴ヒモをほどこうとする。
自分で結んで自分でほどくなんて……哀れみを感じるよ。
結構強く結びすぎたせいか時間がかかってしまった。
「よし! ほどけ………………え?」
俺はほどけたと思って前を見たら、蓮がスカートなど気にせずに自由になった片足をおもいっきり天に向けてあげている。
蓮パンが丸見えだ。
うそ……やめてぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇぇ
「ちょ!!!!! 蓮何を――」
言おうとした瞬間、予想通りにその足は俺めがけて振り落とされた。
ありがとうみんな……俺はここまでだ。
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