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「きみは…だれ」
幼い頃の俺はただこいつの正体が知りたかった。
『わたしは君の護衛、"蓮"』
「蓮ちゃん…?僕と同じ名前だねッ」
『そうキミは君で私は君の右腕……』
君は君だの右腕だの幼い俺には全くわからなかった。
この頃の俺には友達といえる友達がいなかったのだ。
何故この言葉を言ったのかはわからない……。
けど幼き俺はただ単に蓮に友達になってほしかっただけなのかもしれない……。
「蓮ちゃん…友達になって」
『"イエスマイロード"』
「それは良いってこと…?」
蓮はコクりと頷いた。
「ありがとう蓮ちゃん!」
これが幼きころの俺が初めて蓮に出す
"命令"だったのかもしれない。
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