プロローグ

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「蓮ちゃん…約束。ずっと側にいて」 幼き俺は、無邪気に小指を差し出した。 蓮も自分の小指を俺の小指に絡ませた。 「約束だよ!」 俺は笑顔で言った。 『イエスマイ…… ……"約束"するよ』 蓮は、言いかけた言葉を止め約束という言葉だけを冷静に言った。 この時の蓮の顔は、切なそうな顔だったが当時の俺には気づいてはいなかった……。 この約束が全てを繋げることになるなんて俺は、想像もしていなかっただろう。 『ワタシガ…… 君を護るから……』 あの頃の蓮の言葉を幼き俺はどう捉えたんだろう……。 今の俺なら言えるのかな……? 俺と蓮はこうして家族となったんだ。
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