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ブルッ
『なんか、悪寒が‥』
「えぇ~、たっちゃんも‥」
‥‥何か嫌な予感がしてならない。
「っ!止め!考えると気持ち悪いし!!」
何を考えたんだよ優紀。
‥‥まぁ、俺も考えちゃったけどな。
「たっちゃん。ちゃんと聞いてる?」
プニっと俺の頬をつっついてきた。
『あっ、ごめん。もう一回いって』
聞いてなかった俺に優紀はも~っとほっぺたをふくらましている。
幼くて可愛い。さっきのシリアスモードはあんなに大人っぽかったのに。
「たっちゃん、何笑ってるのさぁ。(可愛い)仕方ないからもう一回言うよ。
次の審査の歌、一緒に歌おう!!」
『え?』
「何、たっちゃん。僕と組むのヤなの?」
いや、むしろ嬉しいけど
『審査員の人いいのか?』
「‥‥うん。大丈夫。良いって言ってたし」
間があるぞ。騙すなら騙しきれよ‥。
‥‥まぁ、いいか。1人で歌うの恥ずかしかったし。
『で、歌は?』
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