10,ランキング戦

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ブルッ 『なんか、悪寒が‥』 「えぇ~、たっちゃんも‥」 ‥‥何か嫌な予感がしてならない。 「っ!止め!考えると気持ち悪いし!!」 何を考えたんだよ優紀。 ‥‥まぁ、俺も考えちゃったけどな。 「たっちゃん。ちゃんと聞いてる?」 プニっと俺の頬をつっついてきた。 『あっ、ごめん。もう一回いって』 聞いてなかった俺に優紀はも~っとほっぺたをふくらましている。 幼くて可愛い。さっきのシリアスモードはあんなに大人っぽかったのに。 「たっちゃん、何笑ってるのさぁ。(可愛い)仕方ないからもう一回言うよ。 次の審査の歌、一緒に歌おう!!」 『え?』 「何、たっちゃん。僕と組むのヤなの?」 いや、むしろ嬉しいけど 『審査員の人いいのか?』 「‥‥うん。大丈夫。良いって言ってたし」 間があるぞ。騙すなら騙しきれよ‥。 ‥‥まぁ、いいか。1人で歌うの恥ずかしかったし。 『で、歌は?』
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