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「よーむ?よーむー?」
ある日、お庭の手入れ中に私を呼ぶ声がした。
しまった。お羊羹一本では瞬殺もいいところだった。
「はい、只今参りました幽々子さ、ま?」
そこにぷかぷか浮いていたのは、まごうことなき我が主、西行寺幽々子さまなのだが。
「起きたら縮んでいたのだけれど、お洋服どうしようかしら?」
驚くほど暢気な我が主(ポッ○ーの箱サイズ)だった。
「ゆ、幽々子さまァっ!?」
主ほど暢気ではない私が絶叫したのは言うまでもなかった。
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