ちびゆゆこ

2/13
17人が本棚に入れています
本棚に追加
/47ページ
「よーむ?よーむー?」 ある日、お庭の手入れ中に私を呼ぶ声がした。 しまった。お羊羹一本では瞬殺もいいところだった。 「はい、只今参りました幽々子さ、ま?」 そこにぷかぷか浮いていたのは、まごうことなき我が主、西行寺幽々子さまなのだが。 「起きたら縮んでいたのだけれど、お洋服どうしようかしら?」 驚くほど暢気な我が主(ポッ○ーの箱サイズ)だった。 「ゆ、幽々子さまァっ!?」 主ほど暢気ではない私が絶叫したのは言うまでもなかった。
/47ページ

最初のコメントを投稿しよう!