第二章 運命の旅路へ…

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~屋上~ 「お、よしよし誰もいないな…よっと…」 そう言いながら、俺は屋上のフェンスに持たれ掛り、サラを見た。 「…で、話って何かな?」 「………」 サラはどことなく言い澱んでいた。 そして、その時の彼女の表情は教室に入って来た時と同じ、憂いを含んだ表情だった… だから…俺は彼女が話すまで気長に待とうと思った… 空を見上げた… 空は朱く染まっていた… そして、あれから何分経っただろう…ついに、サラは口を開いた…
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