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~屋上~
「お、よしよし誰もいないな…よっと…」
そう言いながら、俺は屋上のフェンスに持たれ掛り、サラを見た。
「…で、話って何かな?」
「………」
サラはどことなく言い澱んでいた。
そして、その時の彼女の表情は教室に入って来た時と同じ、憂いを含んだ表情だった…
だから…俺は彼女が話すまで気長に待とうと思った…
空を見上げた…
空は朱く染まっていた…
そして、あれから何分経っただろう…ついに、サラは口を開いた…
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