生き抜く術

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「やっぱりもたんかったか。」 と、軽い感じで笑う俺。 「……生きてる……。」 と、真っ青な顔した葵。 そう、もたなかったのは俺の運転の方だった。 途中ゾンビをひいた時に、横転したんだ。 おまけにナイフ無くなってるし。 てかトラックの荷台の荷物が散乱し、どれがいる物かいらない物かわからなくなった。 「やっちゃった。」 「くぅちゃん……。とにかく生きましょう……。」 「おい!生きましょうかよ…。行きましょうじゃねえのかよ…。」 まあ、葵がボケるのも仕方ない。 そんなこんな結構車で移動できたおかげですぐに街についた。 だが、街とは言いにくいくらい荒れ果てている。 街には孤児から追いはぎまでたくさんいた。  
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