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しかし食糧もつき、今は隣の街や国に逃げるだけが生き残る術。
「あぁ~腹減った~。」
矩瑠雛は腹を摩りながら、街の中を走り続ける。
「……………ゾンビの肉って食えないのかな?」
矩瑠雛は立ち止まった。
……………。
『うぅぅ……。』
遠くのゾンビに目をやった。
……………。
あかんあかん生きるんだ生きるんだ。
絶対駄目な気がする。
だが、希望も先の楽しみも無いのに、生きて楽しいのか…。
あの日以来これしか思わない…。
しかし1%でも希望があるなら、世界が元通りになるならその1%に賭けてもいい…。
それが望みだからだ……。
「が、まずどうやって食糧を…。」
あまり動きすぎて見つかるのも…ジッとしすぎるのもどうかと……。
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