悪夢 しすたー

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気付けば先生の自己紹介も終わり出席を取り始めていた。 いつの間にか翔輝も席に戻っている。 ふと横をちらと見てみると来臥がこちらを見つめていた。   「ん、僕の顔に鼻でも付いてる?」 「そりゃあね…」   良かった。家に忘れた訳ではないみたいだ。 「ただ、またなんか難しい事でも考えてるのかなぁって思って。」 そう言って少しはにかむ来臥。 その笑顔はナイスジョブだ。 主に来臥を生んでくれたご両親が。 捉えようによっては下ネタである。 閑話休題。 「いや、ピカチュウってあんなの頭に乗せてて重くないのかなぁって。」 「もの凄いアホっぽい思考ね…」 来臥は小さく溜め息を漏らして視線を先生に戻した。
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