不等式 僕<しすたー

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「どういうこった。お前がお兄ちゃん?つまり兄妹だってわけ?」   あぁ、まったく厄介な事をしてくれる。   「そうだね、戸籍と認識の上では実の兄妹だよ。」   「お前あんなに可愛い妹がいてなんで今まで紹介しねえんだよ!」   「うーん、僕は今一人暮らしで家にはあんまり戻ってないし。」 嘘は言っていない。 ただ本当の事を言っていないだけで。   「いいなー!あんな可愛い妹がいて。」   「よく言われるよ。なんでこんな不甲斐ない兄なんだって。」 要は同じ事だ。   「さっきお前の家で待ってるって言ってたよな。今日俺も遊びに行く!」   「勘弁してくれ。久々の再会なんだ。家族水入らずであんな事やこんな事をするつもりなんだからまた今度ね。」   「何をする気だよ!見せろ!混ぜろ!」   「CEROZ指定だよ?」   「18禁!?まさか兄妹でいかがわしい事を…!」   「この兄妹には暴力シーンやグロテスクな表現が含まれています。」   「余計気になるわ!」  どうか刺されませんように。
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