悪夢 しすたー

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「どうせ入学してくる可愛い後輩の事でも話し合ってたんでしょ?やーねー男って。」   「こいつと一括りにされるのは心外だ。むしろ人権侵害だ。」   「俺の扱いが一番人権を侵害されてないか?」   気のせいだろう。   そんな事を話しながら歩いている内に学校へ到着した。 校庭では多くの新入生らしき生徒が入学式の為に待機していた。 在校生は在校生で早くもめぼしい新入生を探すために目を光らせている者もそれなりに居た。 この場合、めぼしい新入生を指す内容が容姿なのか、自らの運動部に勧誘するために体格を見ているのかは個人差である。 前者の場合、めぼしい新入生を見つけて一体どうしようというのかは知らない。
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