出会い ~1対の翼~

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『今日も事務仕事かなぁ……』 ため息を付ながら車を走らせている青年 名は、緑山雅洋 最近、神曲楽士の免許をとって間がない 『でかい仕事してこの車改造して速くかっこよくしたいよなぁ』 趣味は車とバイク といっても走り屋とは違う その辺でスポーツカーの類いではない 音は爆音を放っているわけではない ただ車のエンジン音が好きなだけである 排気音はすきになれない 一緒だとよく言われがちだが全くの別物である 雅洋が乗っている車は、極力マフラーから出る音を無くしている フロントから聴こえる音を聴いてドライブを楽しむのだ それが趣味である 他に趣味と言えばベースである あの低音はいくら聴いても飽きない 車のスピードが増していく マニュアル車のため5速から6速に変える 『いい音だ……ここで止めないと捕まっちまうな』 スピードを緩める エンジンブレーキがかかり またエンジン音が鳴り響く 『これまたたまんねぇ』 すると目の前から小柄の女性が飛び出してきた 『………!!ヤバい!!ぶつかる!!』 が、時すでに遅し 女性と車が接触 事故を起こした 雅洋はすぐに車を止めた そして女性の元へ急いだ
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