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『あの……大丈夫ですか……??見たところケガしてないって事は……』
女性の体から血が流れていない
それどころか傷一つ付いていない
そう、彼女は人間ではないのだ
人間ではない何か
精霊と呼ばれる一種の生命体なのだ
『危ないじゃない……!!』
女性は立ち上がると一対の羽根を広げた
広げたと言うより浮かび上がったと言うべきであろう
羽根と言うより紋章のような
二枚の羽根が光を放ちながらこちらに向ける
『ほらー!!あんたのせいで羽根の光が……あれ??変わってない』
なぜかあたふたしている精霊
精霊の特徴は髪の色が緑で服のせいもあるが胸はやや大きく細身である
胸元がゆったりしていて括れ部分がしまっているワンピースを着ていた
その女性精霊が
同じ姿をした精霊が雅洋の後ろからやってきたのだ
『ちょっと、だから危ないって言ったのよー』
雅洋はちんぷんかんぷんで心の中できょどっていた
『あの~……大丈夫??』
雅洋は再び訪ねてみた
これが三人、いや二人の出会いの始まりだった
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