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「か…和くん先輩の時は…おっとりしていて…
優しくて…
あ、裕ちゃんの時も優しいんだけど…
えっと…
何て言うか…
………」
俺の話を聞きながらウンウンと頷いて…
…メガネを外してる…
「え…っと…」
俺が口ごもると
前髪をかきあげながら顔を覗きこんできた。
「あの…っ…」
ドキドキしてうまく話せない
「俺が、どうしたって?」
イタズラな笑みを浮かべている。
和くん先輩の一人称が『俺』の時は『裕也』モードだ。
「あぅ…何ってか…積極的っ…て言うか…えっと」
照れながら頭をポリポリしていると…
頭の後ろに手を回され、もう片方の空いた手で胸の辺りをトンと押してきた。
「こんな風に…?」
「ゆっ…」
俺が言葉を発する前に唇で止められ、そのまま押し倒される。
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