holy night

16/23
前へ
/402ページ
次へ
「先輩は……」 「ん?」 愛が言った言葉を聞き取れず聞き返した俺を、愛は頬を赤らめたまま見つめた。 そして次の瞬間。 俺の膝には愛が座っていた。 「あっい!?」 座らないと高を括っていた俺の声は変な所から出る。 「先輩は…私を甘く見てます」 向かい合っている愛は少し涙目になって、俺の両頬を両手で触れた。 「甘く…?」 「私は貴久先輩が好きです。好きすぎて…先輩に溺れてて…独り占めしたいんです」 そう言うと、愛は俺の唇に唇を重ねた。  
/402ページ

最初のコメントを投稿しよう!

21464人が本棚に入れています
本棚に追加