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「「アランッ!!!!」」
建物から出て、風が強く吹くなか俺達は叫びながら飛行機に向かって走った。
「アラン!!アランッ!!!」
飛行機は多分そろそろ離陸って雰囲気で、アランはどこにも見当たらない。
既に飛行機の中だと悟った。
「アラーンッ!!」
愛は呼吸を苦しそうにしていたから、俺が愛の分まで名前を呼ぶ。いや、名前を叫び続けた。
頼むから…気付いてくれ!
アラン!!
気付いてくれ!!!
「タカヒサ…?…アイ……?」
俺の息もゼーハーし出した時、飛行機から俺達が呼び続けた名前の主が顔を出した。
「「アラン!」」
「タカヒサ!アイ!WAO!!どーしてココに?」
アランはタカタカと階段を降りてきて、俺達の前にやって来た。
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