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「俺は大馬鹿だ。君がいなくちゃ生きていけないのは、俺の方なのに」
そう言って、強く強く愛を抱き締めた。
「イエースッ!!皆の好きなアイが今!幸せになったヨー!!」
アランが大きな声で叫ぶと、会場内は歓声と拍手に包まれた。
「愛!」
やって来た愛のお父さんを見て、俺は愛を離そうとした。でも愛は離れなかった。
「お父さん…すみません。俺はやっぱり、愛とは離れられませんでした」
「貴久君…」
「シゲヒサごめんねー?俺はアイとは結婚出来ない。だってこんなにも愛し合ってる二人だもん。誰も邪魔は出来ないよ。それが例え、父親でも――ネ?」
アランが俺の肩に手をかける。愛のお父さんは目を見開き、まだ驚きを隠せない表情だった。

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