第一章 「遺跡」
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「あれ? 行き止まり……?」 進んでいった一番奥の部屋は行き止まり。 奥に進む道も無く、あるのは部屋の真ん中の小さな操作パネルのような物。 「あれ、何?」 「操作パネル」 簡単に答える青年はパネルに近づき、弄り始める。 その手元を興味深そうに見ている女性。 「……パスコード。……めんどくさいな」 小さく呟かれる本音は、傍の女性には幸運にも聞こえる事は無かった。
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