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──『食料に飢えている子どもは、愛情にも飢えているのです』──
今日の英語の時間、黒柳徹子(クロヤナギ テツコ)様の章で出た言葉だ。
黒柳徹子はUNICEFの親善大使を務めており、いろんな国を訪問しているらしい。
当然、発展途上国とよばれるような貧しい国も訪れるわけで、そんな地を訪問するにあたり、黒柳徹子には必ずすることがある。
それは、“できるだけ多くの子どもを抱きしめる”ということ。
そして「その理由は?」となった時、最初の台詞に返ってくるのである。
──食料に飢えている子どもは、愛情にも飢えているのです──
確かに真理だよな、と思う。
食料がないということは、周りの人間もないということ。赤ん坊ならば、母親が死んだことにより食料を失っているという場合もある。
ひとは、飢えると凶暴になり、焦燥となり、そして虚無になる。そんな環境にいれば、それ相応に注がれるはずの愛情を受けていないというのも、頷けることだ。
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