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「初めて見ます」
「そうだねぇこういう経験滅多に出来ないよ」
「はい!」
隊員と隊長が話しているのを他所に少年は、魔物達を武器で次々と切り裂いていた。
「っち!多すぎる……魔法で一掃するか…」
「お!魔法使うぞ。ちなみに彼は、闇と雷属性だよ」
「二つですかさすがですね」
「うざいな…『グラビティ』」
少年が右手を下に向けてそう呟くと魔物達は、全て地面に平伏した。
「すごい……中級の詠唱破棄でこの威力…」
「次来るよ」
「失せろ!『サンダーブレード』」
少年は、左手を上に向けた後下に向けた。
すると尋常じゃない大きさの雷の剣が魔物達に降り注いだ。
そして砂煙が舞った。
砂煙が晴れると隕石が落ちたようなクレーターが出来ていた………少年の周りだけ綺麗に残して
「す………すごい二属性を一度に」
「終わったぞ………」
「何故手加減したんだ?」
「あ……あれで手加減」
「そんなもの簡単だ本気を出せばお前らも巻き添えだ」
少年がそう言うと隊員は、驚きで声が出なくなっていた。
「俺は、先に帰るぞ……そうだその隊員に伝えとけ戦闘中に目を瞑るともう死んだも同じだとな」
「分かったよ」
「じゃぁな……『転移』」
少年がそう呟くと少年は、消えた。
隊員が正気を戻したのは、それから暫くしてからだったそうだ。
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