第一章

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「隊長~!」 「あ!レインさん!」 ケビンの所に走って来たこの青年は、レイン=ハーヴェイ。 一番隊副隊長だ。 「どうしたんですか?レインさん」 「隊長~敬語やめてくださいよ」 「いやです。俺より年上じゃないですか。年上を敬うのは、常識ですよ。それよりレインさんこそ敬語じゃないくても良いのに……」 「隊長は、俺達の上司ですから」 「むぅ~」 ケビンがそう言って唸っていると隊舎の入り口が開いた。 そこには、ユフィがいた。 それを見たケビンは、笑顔になってユフィに駆け寄った。 ケビンは、俗に言うマザコンである。 「母さん!」 「ケビン。新しい任務よ」 「任務?」 「そう。一番隊の皆にも関係あるからここに来たのよ」 「レインさん達にも?」 「えぇ。レイン~」 「何ですか?総司令」 ユフィがレインが呼ぶとレインは、ユフィの元にやってきた。 「ケビンあなたには、魔法学園に行って貰うわ」 「え?どうして?」 「ケビン。あなたは、もう17歳でしょ?その年になったら一般の人は、魔法学園に通うから貴方にも通って貰うわ」 「一番隊の仕事は?」 「それならレインにやってもらうわ。副隊長だし♪良いわよね?」 「良いですよ♪隊長。魔法学園楽しんで来て下さいね」 「う、うん」 「ケビン、手続きと必要な物を買いに行くわよ」 「うん♪」 そう言ってケビンは、ユフィと共に隊舎を出て行った。 2人が、出て行った後レインは、周りに聞こえないように呟いた。 「これから忙しくなるな」
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