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「隊長~!」
「あ!レインさん!」
ケビンの所に走って来たこの青年は、レイン=ハーヴェイ。
一番隊副隊長だ。
「どうしたんですか?レインさん」
「隊長~敬語やめてくださいよ」
「いやです。俺より年上じゃないですか。年上を敬うのは、常識ですよ。それよりレインさんこそ敬語じゃないくても良いのに……」
「隊長は、俺達の上司ですから」
「むぅ~」
ケビンがそう言って唸っていると隊舎の入り口が開いた。
そこには、ユフィがいた。
それを見たケビンは、笑顔になってユフィに駆け寄った。
ケビンは、俗に言うマザコンである。
「母さん!」
「ケビン。新しい任務よ」
「任務?」
「そう。一番隊の皆にも関係あるからここに来たのよ」
「レインさん達にも?」
「えぇ。レイン~」
「何ですか?総司令」
ユフィがレインが呼ぶとレインは、ユフィの元にやってきた。
「ケビンあなたには、魔法学園に行って貰うわ」
「え?どうして?」
「ケビン。あなたは、もう17歳でしょ?その年になったら一般の人は、魔法学園に通うから貴方にも通って貰うわ」
「一番隊の仕事は?」
「それならレインにやってもらうわ。副隊長だし♪良いわよね?」
「良いですよ♪隊長。魔法学園楽しんで来て下さいね」
「う、うん」
「ケビン、手続きと必要な物を買いに行くわよ」
「うん♪」
そう言ってケビンは、ユフィと共に隊舎を出て行った。
2人が、出て行った後レインは、周りに聞こえないように呟いた。
「これから忙しくなるな」
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