第一章

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そして2人は、次の目的地へ向かった。 「母さん次どこ行くの?」 「教科書とローブを買いに行くのよ」 ユフィの言葉にケビンは、首を傾げた。 「ローブ?」 「えぇそうよ。ローブの下は、何でも良いらしいから」 「分かった。まず教科書?」 「えぇあそこの店よ。あの名前だとローブもありそうね」 そう言ってユフィは、ある店を指差した。 そこには、『何でも屋』と書いてある看板がある店があった。 そしてそこに2人は、入った。 「すみませ~ん誰かいませんか~?」 ユフィは、店の中で叫んだ。 だが返事が返ってこなかった。 「………ねぇ母さん」 「何?」 「この店……潰して良い?」 「そうね……後1回返事が来なかったら良いわよ」 そう言ってユフィは、店の奥の方を向いた。 「すみませ~ん!」 「……………ないね返事」 「えぇ………やっちゃえ♪」 「我闇の力を求む。闇よ我に従い全てを破壊せよ……『ダークエナ「ちょ~っと待った~」 ケビンが最上級魔法を唱え終わろうとすると店の奥から1人の男性が出てきた。 おそらくこの店の店長だろう。 「今最上級使おうとした!?何故だ?」 「当然だ。母さんが何度も叫んで呼んだのに出てこなかったからな」 「む!呼んでたのか?」 「えぇ呼んだわよ」 「す、すまないな……それで?何か用か?」 「ギルレッド学園の教科書と特待生用のローブをください」 「了解だぁ!少し待っててくだせぇ」 店長は、そう言って奥のほうへ消えていった。 そして10分後奥のほうから店長が出てきた。 「待たせたな。教科書は、これでローブがこれだ。大きさは、あってると思うぜ。待たせすぎたから代金は、半額で良いぜ」 「ありがとうございます。では、さようなら」 「おう!また用があれば来てくれよ」 そして2人は、店を出た。 「重いな……しかたがない『アングラビティ』」 ケビンがそう唱えると荷物がだいぶ軽くなった。 それを見たユフィは、ケビンに聞いた。 「ケビンその魔法ってオリジナル?」 「うん。グラビティでかかる重力を逆にしたんだ。そうすれば軽くなる。便利でしょ?」 「へぇ。あ!そうだ!今日は、家でごちそうを作るわね♪ケビンの入学祝い」 ユフィがそう言うとケビンは、満面の笑みで頷いた。
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