短いようで長い修行

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「な、何なんでしょう!?この魔法は軽く自分のよりも威力が高いですよ。でもこんなところで負けてなんかいられません!!」 「無理よ。ミナちゃんは炎属性の属性神なんだから神級魔法なんか放ったらどんな魔法も効かないわよ。」 「炎属性の属性神!?なるほど、だからこんなにも実力差があるんですね。最後にそんな相手と交えたのが光栄です。でもこれだけは言います。私が死んでも主は他の奴を使って金城 優里を狙ってきます。それだけは覚えておいてください。」 「わかりました。しっかりと覚えておきます。」 ミナちゃんはそれだけ言うと炎の威力を更に上げてダートを覆った。あたしはダートが最後に言っていた優里ちゃんのことが気になっていたが一応ダートの最後を見ておいた。 そして炎が消えるとダートがいたところには誰もいない。ダートは炎に飲み込まれて死んでいったんだと思う。 「終わりましたね。奏ちゃんお疲れ様でした。」 「ミナちゃんもお疲れ様。最後の魔法はやっぱり神級だけあって凄い威力だね。あたしも神級魔法を撃てるくらいにならないと。」 「奏ちゃんならすぐにできるようになりますよ。たしか風属性の神級魔法は蓮以外では風帝さんが使えると思うので今度聞いてみたらどうでしょうか?」
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