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「まぁ、紫乃先生もこれで納得してくれましたか?」
「はい!!この話を聞いて改めて学園長は凄いってことを感じました。私もいつか学園長みたいに綺麗で強くなりたいです!!」
「そうですか。私を目指すのは構いませんが、あまり無理のなさらないようにお願いしますよ。では、そろそろ蓮君の正体を教えましょうか」
梓さんはそう言うとかなり真剣な表情になった。すると紫乃先生も梓さんから読み取れたのか真剣な表情で話を聞く。
オレはさっきからかなり真剣に話してるし、それにオレの正体を教えることはかなり重要な為、そのまま真剣な表情をしてる。
「今から言うことは絶対に他の人には話してはいけませんよ。もしもばれてしまったら私や蓮君は責任を取らないといけなくなるので」
紫乃先生は梓さんの言葉を聞くとすぐに頭を縦に振った。自分には覚悟があることを示している。
「実は蓮君は今ギルド内で最強の【紫電の雷帝】です」
「・・・・・・・・・・・・・・・・・・」
紫乃先生は梓さんが【紫電の雷帝】って言った途端に目が点になっていた。
それどころか普通なら声を出して驚くところなのに声すら出せない何とも言いようがない気持ちに襲われているに違いない。
そこから完全にフリーズしてしまっている紫乃先生が現実世界に戻ってくれるのを待っていてもどうしようもないので梓さんは紫乃先生の背後からくすぐって紫乃先生を現実に戻すことにした。
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