プロローグ

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薄暗くザワザワとざわめいていてとても人がいないような森の中をオレはただ一人で歩いている。 オレの名は神木 蓮(かみき れん) 。15歳、本来なら通うべき学園には行っていない。なぜなら、オレは昔からギルドで働いているから学園に行く時間が無い。 今日だってギルドの依頼でこの森に来ていてターゲットを探してる途中。 そうそう、ギルドとは世界の平和を護るために結成された組織でほとんどの大人が所属している。もちろん7歳以上なら誰だってギルドカードを作ることは可能だ。 ギルドには当然ながらギルドマスターという長がいて、さらには属性を極めた帝と呼ばれる者達がいる。 そして他の人達は上からSSSランクで二つ名を持つ者、SS、S、AAA、AA、A、B、C、D、E、F、Gランクとなっている。 だいたい魔法学園に入るくらいの者ならDランク、普通に仕事をしている大人ならBやCランクくらいだ。だからSランクより上はかなり強い。 「さてと、マスターからの依頼も早く終わらせないとな。でもオレしかいないからってこんな人がいない森の調査をしないといけないとはな」 オレは少し文句を言いながらも森の中を進んでいく。 依頼を受けた時点でいい加減にやるのは失礼だし、オレの方針ではない。どんなことでも全力でやることに意味があると思う。
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