短いようで長い修行

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だからダートの攻撃を予想して劉君とミナちゃんの間に来たってことだ。 それよりもダートの攻撃魔法がかなり強くて防御魔法を展開しているあたし自身かなりヤバい状態だ。 「ほらほら、これくらいで疲れているようじゃあまいですよ!!自分はまだまだ魔法を強くできますからね。」 どんどんと威力が上がってくるダートの魔法。あたしはさっきから全力でやっているので防御魔法がだんだんと壊れかかってきている。 新しく防御魔法を展開するにも魔力が足りないから無理。もうミナちゃんの魔法の準備が整うのが早くしてもらいたいと思った時、 「奏ちゃん、今まで耐えてくれてありがとうね。もう魔法の準備が整ったから一旦防御魔法を解いてくれないかな?あの魔法は私の魔法でなんとかするからさ。」 ようやくミナちゃんが準備できたみたいでそうあたしに言ってきた。 あたしはミナちゃんに言われた通りにすぐに魔法を解く。するとダートの魔法はあたし達に勢いよく向かってくる。 「エマスクレットボルケーノ!!」 ミナちゃんは右手で左手を支えるような感じでダートの魔法に向かって突き出し、そして今神級の魔法が放たれた。 それはもう圧倒的な実力差だった。ダートの最上級魔法なんか相手にならないくらいの凄さがある。
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