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「これは・・・・・・?」
「それは紫電の雷帝である証の紫のローブです。これはギルド内では絶対にオレ以外は使ってないやつです。そしてこっちがオレのランクが記されているギルドカードです」
ローブとギルドカードを紫乃先生に渡しながら説明すると、紫乃先生はすぐにローブとカードを調べ始める。
裏表ひっくり返したり、振ったりして偽物じゃないのかを確かめてる。そしてギルドカードを見た瞬間またかなり驚くことになるのになあ。
「えぇ~!?SSSランク、二つ名:紫電の雷帝!?本当に蓮君が紫電の雷帝なんだ!?」
「だからさっきからオレと梓さんが言ってましたよ。紫乃先生がなかなか信じてくれないから見せてあげたんですよ」
「今私の中で紫電の雷帝に会えた嬉しさと私の生徒がギルド最強っていうまさかの事態への対応でかなりゴチャゴチャしてるわ」
「あっ、別に学園にいるオレは紫乃先生の生徒なんですから特別扱いせずに他の生徒と対等に扱ってください。その方がいろいろと正体が知られなくて済みますからね」
「わかりました。私はちゃんとそこら辺はわきまえてるつもりですから、蓮君が紫電の雷帝でも学園にいる時は私の生徒です!!ちゃんとビシバシと接していきます!!」
オレから見ると紫乃先生はかなり張り切っているがそんなに張り切らなくても良いと思う気がする。
梓さんはそんな紫乃先生を見ながら、紫乃先生の熱意と案外おもしろい面があることに何かプラスの意味で考えてるように見える。
てか、梓さんが微笑んでいるとなんか様になってる気がするのは気のせいだろうか?
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