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「キャー!!」
そんなことを考えながら進んでいたらどこからか声が聞こえてきた。
「やっと依頼の魔物がいたのか。でも今の叫び声からすると人と遭遇してるかもな。早く行かないと!!」
オレはそう思ったら身体に属性付与をして、叫び声がした方向に向かって走り出した。
走ることすぐに現場に到着。属性付与をしていたからかなりの早さで叫び声があったところに来ることができた。声の主は拡声の魔法を瞬時に使ったんだな。
だが、今はあんまり安心してる場合ではない。
とりあえずオレの目の前にはワイバーンと呼ばれる鳥獣種の魔物でCランクくらいのやつがさっき叫び声をあげたと思われる女性を攻撃しようとしている。
女性は尻餅をつきながらもワイバーンから逃げながら炎属性の初級魔法を放っていたがあまりワイバーンには効果がない模様。
ワイバーンはそんな女性に対して自分の鋭い爪がついている足で女性を刺そうとした。
女性は痛みを覚悟して目を閉じたが、女性にはいつまでも痛みがくることはない。
よくわからないまま女性が目を開けてみるとそこには女性を抱えているオレがいるわけでとりあえず話しかける。
「大丈夫ですか?」
「は、はい。少しかすり傷があるだけですから。それより、助けていただいてありがとうございます」
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