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「よし、これで仕事の方も終わりだ。やっとおやつのケーキが食べれる。やっぱり毎日の楽しみのために仕事をするのも悪くないもんだな」
そんなことを呟きながらケーキを食べる準備をしているオレはギルドマスターの木宮 勇(きのみや いさむ)。
オレは先程も呟いていたようにケーキなどのスイーツが好きで仕事が終わった後の楽しみとして毎日何かを食べてる。他の人にもう呆れられても仕方ないくらいだ。
こんなオレでもSSSランクを持っていて二つ名は【殺戮の猛将】。普段のオレよ様子からではそんなことを思えない。でも戦闘になれば変わるもんだ。
そんなことより今日のケーキはいつもとは違う。今日のはなんと有名なケーキ屋のもので朝から秘書二人に並んでもらって買ってきともらったものだ。
ちょっと職権濫用の気がするが今はそんなことは気にせずケーキを美味しく食べようじゃないか。もちろん秘書二人の分もケーキは買ってあるから気にせずに食べることができる。
お皿に乗っているケーキにフォークを刺して食べようとした時に扉がノックされた。
コンコンッ
誰かがオレの至福の時を邪魔しに来た。いや、そんな言い方は失礼だな。でもオレはギルドマスターだからそこで怒ったら問題だ。
「入っていいぞ」
とりあえず外で待たせるわけにはいかないから中に入れておく。
「失礼します」
部屋に入ってきたのは紫のローブを被っているギルドのエースと言っていい神木 蓮である。
蓮が来たってことはたぶんだが任務の報告に来たみたいだな。とりあえず蓮のことは見つつケーキを黙々と食べている。
やっぱりここのケーキは美味しいなって思っているといきなり蓮が怒り出してきた。
「ケーキなんか食べてないでオレの話を聞いてください。あそこにはワイバーンの亜種なんていませんでした。あそこに住んでるのは普通のワイバーンです」
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