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良い点ってのは、その一つだけにしっかりと専念できて、より楽しく、より上に近づける。
悪い点ってのは、それに挫折感が出ちまったときに、それをカバーするための別の要因が無いって事だ。
それを楽しいと思えるからそ、絶対に壁が出来る。これは個人によって時間差があるだろうが、絶対にあることだ。
それを超えた人もいるだろうし、超えられなかった人もいる。俺は後者に入る。
で、だ。俺みたいに弱い奴にはそれが駄目になった時のための「逃げ道」を作っておく必要があるんだ。
そのためにいるのが、「挫折みたいなものを感じさせない、純粋に楽しめる趣味」。
とある人たちは、さっき違和感を感じただろう。
そう、映画鑑賞や読書みたいに、いくらのめりこんでも挫折感なんか味わわなくても良い趣味もあるんだ。もしかしたら、そういうのにも挫折感とやらはあるかもしれないが、少なくとも俺には分からん。アホだから。
「この人の作品凄いな～」と、ただ感心するための趣味っていうのは、時に逃げたいと思った人に対しては最高の逃げ道だ。
その逃げ道を作ることだって、大事なんじゃないのかって、俺は思う。
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