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僕から告げた
別れの言葉
その言葉を聞いて
泣きじゃくる君に
何も言えなくて
泣きながら
すがり付いて
僕を引き留める君
だけど僕は意地っ張りで
不器用で素直じゃない
完璧な人間じゃないから
うつむいたまま
何も言えない
「これで良かったのかな?」
という後ろめたさ
二人、別々の違う道へと
歩いて行く
僕は思わず口にした
言葉を後悔し
去り行く君の後ろ姿を
追いかけようとした
でも何故か体が動けずにいた
あの時もっと君に
「愛してあげたかった…」と
思う自分が悔しくて…
沢山、傷付けて
沢山、泣かせてしまった
むしろ、それしか出来なかったのかな…
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