510人が本棚に入れています
本棚に追加
ウワァァァァァァァ!!!!
何十万という魔物が蠢く戦場でまた一人、奴らの餌食となってしまった。
もう部隊の数も少なくなってしまった。
隊員1「くそっ!!応援はまだなんですか!?」
隊員2「もう少しで、来るはずだ!!それまで持ちこたえよう!!」
しかし、もう隊員達の体力は限界に達してしまっていた。
すでに目の前には、巨大な腕を振りかぶっているドラゴンの姿が見えた。
隊員2「此処までか、」
隊員が死を覚悟し目を瞑るが何時までたっても予想される衝撃がこない。
恐る恐る、目を開けると真紅のローブを着た少年が魔法障壁で自分達を守ってくれていた。
?「大丈夫か?俺はギルドからの応援だ。後は俺に任せてあんた達は休んでいてくれ。」
そう言い残して魔物の群れの前に踊り出た。
魔物「貴様のような餓鬼一匹増えた所で貴様等に勝ち目は無い。殺ってしまえ。」
魔物のこの一言で一斉に飛びかかってきたが少年は慌てた様子も無く魔法詠唱に入った。
?「我、望むは全てを焼き尽くさんとす地獄の業火、我が手に集いて敵を焼き尽くせ、ヘル・ファイヤ」
一瞬だった。
黒い焔が少年の手から放たれた次の瞬間には、その焔は全ての魔物を焼き尽くし、地面に焼き跡をつけていた。
?「任務完了。転移。」
少年はすぐに転移魔法でどこかに消えてしまった。
隊員2「あれが、最年少SSSランク、真紅の帝皇、紅蓮の戦神か、」
最初のコメントを投稿しよう!