510人が本棚に入れています
本棚に追加
?「…zzz…zzz…」
気持ち良さそうに授業中であるのに関わらず熟睡仕切っている男がこの話の主人公のカノン=クロノスである。
彼はかの有名な貴族クロノス家の長男であるが、魔法は使えて下級魔法、剣術もダメの所謂、落ちこぼれである。
教卓にいる教師はカノンが寝ているのが当たり前のように授業を進めていった。
キーンコーン カーンコーン
教師「では、次は第三修練場で実技の授業なので遅れ無いようにな。」
教師が出て行くとカノンが目を覚ます。
カノン「(次は実技かサボろう。)ん?何故か、殺気を感じるよ?」
殺気のする方を向くと、真っ黒なオーラを漂わせてゆっくりとカノンに近づいてくる、女子生徒がいた。
女子生徒「カ~ノン君、今授業をサボろうとか考えませんでした?」
やけに感が鋭いこの女は俺の幼なじみのアスカ=ウラノス、顔が良く、スタイル抜群、頭も良いのに魔法、剣術ともに学年トップクラスのウラノス家のご令嬢、男女どちらからも人気が高い。
カノン「いや、あの、そのですね、僕のような落ちこぼれが実技の授業に行っても皆さんの邪魔になると思いまして。」
カノンがこう言うと周りから身の程を分かっているじゃないか落ちこぼれなどという声があがる。
しかし、アスカはそんな事は全く気にしてないのか満面の笑みでカノンに判決をくだす。
アスカ「あんたのその根性、私が叩き直してあげる。」
最初のコメントを投稿しよう!