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ビル内
大連絡通路にて――
「貴様等ぁああああ!!」
激昂と共に
『水』が弾け――
キイィイイイイン!
「!!!!」
耳を劈くような、鋭利で透き通った『凍結』音。
一瞬
正に瞬き。
『水』共々、その周辺全ては凍結した。
――『蒼』く――
ビストと、そしてテイラーが驚愕する。
各々が身を蒼い氷に凍結させながら。
「………あんまりやりたくなかったんだよ………これはさ………」
シェイカーが苦笑する。
右肩と頭部以外を凍てつかせて
「完全自爆技でしょ………コレ?」
「貴………様………コレは………?」
ビストがシェイカーを睨む。
テイラーには見えた。
『水』が弾ける一瞬前、シェイカーが左腕の袖口から何かを落としたのを。
あれは
筒型の手榴弾――
アレにも仕込んでいたのか
アンダーテイカーの『蒼氷』を。
その爆発力と有効範囲は銃弾とは比較にならない――が、その氷結対象は無差別。
と
シェイカーが不意に一瞬テイラーに目配せる。
凍りついていないその右手
テイラーはハッと気付く。
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