5/5
前へ
/115ページ
次へ
ほんとに三浜さんはいい人だ。     あの人を見ているとざくろを思い出す。   優しくて、無邪気で…   「はぁ…」 正哉の写真を見つめた。       三浜さんへの恋心にも、もう気づいている。 その気持ちがたまらなく不安にさせる。   あいつにバレてしまったことを想像すると、恐ろしい。 恐怖を紛らわすために頭をぶんぶんと振り、仕事に打ち込んだ。
/115ページ

最初のコメントを投稿しよう!

1601人が本棚に入れています
本棚に追加