突然の恋の始まり

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満面の笑みでそうお礼を言われると、照れる。 まったくそういった経験のない私に、どんなアドバイスができると思っているのかわからないが、みんなは私に恋愛相談をしてくる。 …いいんだけどね、別に。 「んじゃ、そろそろ帰ろっか。明日も学校だし。」 「そうだね。いやー本当に相談してよかった。ありがとー!!」 「もう良いって。」 何度も何度もお礼を言ってくる友達に私は照れながらごみを捨ててトレーをカウンターに戻した。 「ごちそうさまでした。」 「ありがとうございましたー。」 店員さんの声が響く。 「あ、先輩。」
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