気づいて気づいて

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友達四人と布団で寝る。 女同士なら普通にあり得るだろうけど、男が居るならあり得ない。 そんな常識をぶち破るかのように、女3人と男1人はシングルの布団に潜り込んだ。 「や~。寒い。布団かかってない。」 はじっこの女がそう言った。 反対サイドはじっこに寝ていた男は、便乗してさらに布団を引っ張った。 「いや~。まぢありえない!」 そこで笑いが起こる。 こんなことは今までになんどもあったことだ。 毎回、私は男の隣だ。 「寒くないか?」 「うん。大丈夫。」 そんな風に私を心配してくれる彼を、私は好きだった。 ただ、彼には彼女がいたし、私もそれを知ってたから諦めてた。
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