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少女は俺の後ろからひょっこりと顔を出しながら、定期的に舌を出したりしてキモオタを挑発している。
ガキだな……
因みに少女と俺は当然ながら赤の他人。
迅の奴がうるさくなかったら助けてすらいなかっただろう。
なので少女について分かる事と言えば、この国では珍しいサラッサラの銀髪と、十歳前後であると予想できる年齢。
そしてさっき襲われそうになっている時にチラッとみえた水色と白の縞々パンツと、キモオタが襲いたくなるようなロリフェイスを持ってるって事ぐらいだな。
俺の目から見ても確かに可愛いらしい顔立ちの少女。
チラッと見える犬歯がチャームポイントだな。うん。
今はただのツルペタだけど、コイツはあと十年もせずに化けるな……
大人になって恩返しにでも来てくれないかな。
そんなバカな事をボーっと考えていると、再び痺れを切らしたキモオタが口を開いた。
「僕は君みたいなチャラチャラした奴が大嫌いなんだ!!大体なんだその目は!?こっちの訳も知らない偽善者が顔を突っ込まないでくれないかな?」
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