エピローグ

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週末の夕暮れ ふとオフィスの窓から覗く外には 朝からしとしとと降り続く雨と 色とりどりの傘の華 『何か憂鬱だな~』 あっ、私は大沢智子27歳 独身 とあるオフィス街に有る外資系企業に勤める 入社7年目の企画部所属の OL 実は今 ある企業の記念事業に伴う企画を 私達の居る会社の企画部でも担当する事になり 2週間後にクライアントへ 私が企画部代表としてプレゼンする事になり 同僚から協力も得ながら 企画書類準備・作成に追われ この1週間と言うもの 遅くまでオフィスでパソコンと向かい合って正直疲れていた。 あっ、こんな事してる場合じゃなかった…。 窓の外に気を取られていた私は 気を取り直して またパソコンに向かっていた。 すると『ねえ大沢さん!今日は週末だし、もうすぐ終わるんなら、皆で飲みに行かない!?』 ふと振り返ると そこには同じ企画部で同僚の木村信次・三枝守・そして席も隣の仲良し中野裕子が ニコニコしながら立って居た。 私達4人は同期入社同じ企画部所属の仲良しなのだ。 いつもなら そんな誘いには2つ返事で『うん!』と答える私も さすがに今のやりかけの状況では 行ける状態でもなく 皆に『ありがとう!でもごめん。まだ少し残っここんとこずっと遅くて疲れてるから…また誘ってね!』 そう言って3人を見送ると残りの仕事を始めた。
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