冬星

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冬星

さよならで終わらせたくなかった恋も 粉々に砕け散った 俺の心に破片が刺さり 締め付け痛む この涙もいつかはきっと なにかの強みになるだろう 君の涙もいつかはきっと 俺になにかをくれるだろう 人の愛で生きていた そんな意味を知れた気がした この冬いつもの雪が舞い 俺の心も白く染めれば 君の愛そこにあるから いつもの春がそこにある 君が欲しいこそ悲しいから いつもの冬が白く染め行く なににも染まらぬその想い 俺の足跡残しても その跡さえ白かった だけどその下には 冬の終わりをいつまでも 待ってる俺が眠ってた 辛い想いは胸に閉まって 君の想いが違っても 俺の想いが違っても この冬いつもの雪が舞い 俺の心も白く染めれば 君の愛はもうないけれど 俺の春はそこにある 君が星こそ悲しいから
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