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貴方の腕の中で2回目の別れが訪れようとしている 私はその時を静かに待つように 微笑み貴方の頬にそっと触れた 震えながら赤ちゃんみたいに わんわん泣いている貴方 翔ちゃん、ありがとう 上手く声にならず虚しくも 唇が微かに動くだけ それでも翔ちゃんは必死に 私の唇に耳を傾けた そして、ただただ頷きながら 私を抱きしめた
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