始まりの朝

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チュンチュン 「んっ、ん~~」 鳥の声が聞こえる。 カーテンの隙間から入ってくる日光が鬱陶しそうに寝返りを打つ。 ドタバタドタバタ 荒々しい足音が鳴り響く。 バン!! ドアが勢いよく開き女の子が入ってきた。 12、3くらいの活発そうな子だ。 ?「とうっ!」 ボスン! ?「ぐへっ!!」 ベッドの上にダイブされ中からうめき声が上がる。 ?「お兄ちゃん、朝だよ♪」 女の子がベッドに呼びかける。 すると布団がもぞもぞと盛り上がり、 「由芽ぇ~」 二本の腕が出てきた。
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